東洋医学の視点から解説

夜に爪を切ることは「夜爪(よつめ)」といって、これが発音で「世詰(よつめ)」と聞こえるため、世詰は命が短くなるとか縁起の悪い言葉なので、夜に爪を切るという行為は「早死に」につなってしまうため、昔から縁起の悪い行為として伝えられていました。

ほんとに早死にするのか?

電気が普及する明治時代以前の江戸期なんかでは、植物や魚からとった油などを原料として夜間の照明としていました。

ただ、その明るさは非常に乏しく現在の60ワット電球の50分の1程度ぐらいでした。

そのような灯の中で、爪を切ると間違って、皮ふを切ってしまうことがあり、現代のようにすぐにカットバンを張ったり、消毒をしたり、治療薬があるような環境ではない当時の衛生管理状態では、その傷口から細菌感染を起こしてしまう危険性があり、最悪死にいたることもありました。

そのような事が、おそらくある時に相次いだのでしょう。

そして、そのうちに「夜に爪を切ったら親の死に目に会えない」といったような迷信という形で注意喚起として、当時のひとは情報発信をしていったようです。

現代は夜でも明るさは十分にあるので、夜に爪を切っても大丈夫です。ただ、皮ふを切るとやはり痛いので、昼夜問わずそれだけは注意しましょう(^_-)-☆

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