不妊症とは?

不妊症は、健康な男女が避妊をせずに1年以上妊娠をこころみても妊娠にいたらない状態をさします。
 
また、1年という期間とは関係なく妊娠できない原因があり、何らかの治療を必要としている場合には不妊症と診断されます。
 
日本では、夫婦の約6組に1組が不妊の問題に直面していると言われており、一般的な課題のひとつです。
 

不妊症の原因

1. 女性側の原因

  • 排卵障害(はいらんしょうがい)

排卵が正常におこなわれない、または不規則になる状態です。多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)が代表的です。

  • 卵管因子(らんかんいんし)

卵管の閉塞や癒着により、卵子と精子がであえない場合があります。

  • 子宮の問題

子宮筋腫、子宮内膜症など、子宮の環境が妊娠に適さない場合。

  • 年齢的な要因

女性の妊娠力は30代後半から急激に低下します。卵子の数や質が減少するためです。

2. 男性側の原因

  • 精子の異常

精子のがすくない、運動性がひくい、または形態に問題がある場合。

  • 精路の障害

精子が体外に出られない状態(精管の閉塞など)。

  • ホルモンの異常

男性ホルモンの分泌不足が精子形成に影響を与えることがあります。

3. 共通の原因

  • 生活習慣の影響

たばこ、過度のアルコール摂取、不規則な食生活や寝不足など。

  • ストレス

精神的なストレスがホルモンバランスに影響をおよぼすことがあります。

  • 環境因子

化学物質に触れることや環境汚染が、不妊の原因になることもあります。

東洋医学では

月経異常などの「血(けつ)」の異常であったり、「寒(かん)」といって、冷えが強いタイプのひとが多い傾向にあります。

1. 気血(きけつ)の不足

  • 気とは

からだを動かすエネルギーであり、不足すると体力や免疫力が低下したり、生殖機能も弱まるとかんがえられます。

血はとくに女性の月経や子宮の健康に深くかかわります。血が不足すると、子宮に十分な栄養が行きわたらず、妊娠しにくくなるとされています。

 

2. 冷え(陽気の不足)

冷えは東洋医学で不妊の大きな原因と考えられています。からだが冷えると、子宮や卵巣のはたらきが低下し、妊娠がむずかしくなるとされています。

とくに不妊のひとは下半身が冷えているひとが多いです。

3. 腎虚(じんきょ)

東洋医学では、「腎(じん)」は生命エネルギーをつかさどる臓器とされ、生殖能力と関係しているとかんがえられます。

「腎虚」とは腎の機能が低下している状態で、加齢や過労がげんいんでおこることがおおいです。腎虚は月経不順や排卵障害、不妊のげんいんとされます。

不妊治療中は、からだとこころの健康をととのえるセルフケアがとても大切です。ストレスを軽減し、からだの調子をととのえることで、治療の効果をよりたかめることが期待できます。

ここでは不妊治療中に実践したいセルフケアのポイントを紹介していきますので詳しく見ていきましょう。

1.からだを温める生活

冷えは東洋医学でも不妊の原因とかんがえられるため、からだを温める習慣をとりいれましょう。

  • 温かい飲み物を選ぶ

ほうじ茶やしょうが湯などがおすすめ。

  • 入浴

毎日ぬるめのお湯(38~40℃)に15~20分浸かる。

  • 腹巻きや靴したを活用

下半身を冷やさない工夫を。

2.適度な運動

軽い運動は血流を良くし、ホルモンバランスを整える効果があります。

 

3.ストレスを上手に管理する

不妊治療は精神的な負担が大きくなりがちです。ストレスはホルモンバランスを乱します。趣味やリラクゼーションをとりいれ、こころをリフレッシュさせましょう。

4.不妊症に効果が期待できるツボ

三陰交(さんいんこう)
  • 場所

足の内側、くるぶしの骨から指4本分上の位置。脛骨(けいこつ)の後ろ側にあります。

  • 効果

子宮や卵巣のはたらきをととのえ、ホルモンバランスを調整します。生理不順や冷え性、むくみにも効果的です。

  • 刺激方法

両手の親指でおしこむように3~5秒間刺激し、ゆっくりはなします。これを左右で5分ていどくりかえします。

関元 (かんげん)
  • 場所

おへそから指4本分下の位置。下腹部のまんなかにあります。

  • 効果

腹部の血流を促進し、子宮のひえを改善します。腎(じん)のはたらきをサポートし、妊娠しやすい体質にちかづけます。

  • 刺激方法

指の腹をつかって、かるく円を描くようにマッサージします。お灸をつかうのも効果的です。

腎兪(じんゆ)
  • 場所

腰のあたりで、背骨から指2本分外側、腰骨のたかさにあります。

  • 効果

腎の働きをサポートし、ホルモンバランスをととのえます。冷え性や疲労感の改善、不妊体質の改善にやくだちます。

  • 刺激方法

両手の指でかるく押す、またはホットタオルなどを使用してあたためます。

 

それでも症状が改善されずにお困りなら

院長の塙です。
あなたのお悩みを解決します!​

治療が長引くと「なぜ自分はうまくいかないのか」と思いがちですが、不妊はだれにでもおこりえる課題です。前向きな気持ちでとりくむことが、からだとこころの健康をたもつために大切です。

 

東洋医学では、気血の巡りをよくし、体の冷えをとり、ホルモンバランスをととのえる効果がきたいされます。とくに不妊治療では、子宮や卵巣の血流を改善することが目的です。

 

当院では詳しくお話しをお伺いして、診察していくことにより、根本の原因を見つけていき、マニュアル化されているような治療ではなくオーダーメイド型の治療をこころがけています。

このような症状でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。鍼灸治療を通じて、あなたの健康を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

当院では渋谷区、港区を中心に出張指圧マッサージ・出張整体・出張鍼灸を行っています。

忙しくて時間が取れない、身体がつらくて外へでられないなど、そんなときはぜひはなわはりきゅう整体院の出張サービスをご利用ください。

 

関連するページのご紹介

こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。ぜひご一読ください。

お気軽にご予約・お問合せください

ご予約・お問合せはお電話もしくはLINEで
090-9387-4280
友だち追加
営業時間
12:00~21:00
定休日
日曜・不定休

お気軽にお問合せください

お問合せ・相談予約はお電話もしくはLINEで

友だち追加
090-9387-4280

<営業時間>
12:00~21:00
※日曜は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

【2月のお知らせ】
2/15~2/16は福島出張のため東京での施術はお休みとさせて頂きます。
2025/2/3
お役立ち情報「産後ケアってなに」更新しました。
2025/1/28
お役立ち情報「妊娠中のケアって大事なの?」更新しました。

はなわはりきゅう整体院

住所

〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-37-7

営業時間

12:00~21:00

定休日

日曜・不定休