産後ケアってなに?

出産後のからだは、ホルモンバランスや体型の変化、育児の負担によっておおきなダメージを受けています。
 
そのため、産後のケアをしっかりおこなうことが、からだの回復やこころの安定、赤ちゃんとのすこやかな生活につながります。
 
さらに、高齢化や核家族化がすすむ現代の日本では、子どもを産んだばかりのママが家族のサポートをうけにくい状況がふえています。
 
また、共働き世帯の増加により、産後すぐに仕事復帰をしなければならない人や、高齢出産による体力の低下の中での育児に負担を感じる人もすくなくありません。
 
くわえて、ホルモンバランスの急激な変化によりマタニティブルーや産後うつを経験する女性もおおく、産後ケアの重要性がますます高まっています。ここでは産後のトラブルとセルフケアについてお話ししていきたいと思います。

からだのトラブルとセルフケア

1.産後の出血(悪露の異常)

 

症状

  • 急に量が増える
  • 鮮血の悪露がいつまでもつづく
  • 血の塊がでる
  • おかしいにおいがする
  • 腹痛や発熱がある
  • 腰から脇にかけての痛みがある

セルフケア

  • からだを温め、むりせず休む(冷えは子宮の回復をおそくする)
  • 水分をしっかり摂る(血液の循環をうながす)

※出血がおおい場合や異常をかんじたら、はやめに医師に相談する

2.貧血

 

症状

  • めまい、ふらつき、疲れやすい

セルフケア

  • 鉄分をおおく含む食品(レバー、小松菜、赤身の肉、豆類)を摂る
  • 水分補給をこまめに、血液の流れをよくする
  • ひどい場合は鉄剤の摂取を医師に相談

 

3.むくみ

症状

  • 手足が腫れぼったい、足が重いだるい

セルフケア

  • 塩分をひかえめに(味噌汁・漬物・加工食品の塩分に注意)
  • 足を高くしてやすむ、足湯をする
  • 軽いストレッチやウォーキングで血流をよくする

4.便秘

症状

  • お通じが出にくい、お腹が張る

セルフケア

  • 水分をしっかり摂る(常温の水や白湯がおすすめ)
  • 食物繊維のおおい食事(野菜・玄米・ヨーグルトなど)
  • ウォーキングなど、軽めの運動で腸の動きをととのえる

5.骨盤のゆがみ・腰痛

症状

  • 腰が痛い、骨盤が不安定、

セルフケア

  • 骨盤ベルトを活用してただしい位置にもどす
  • 産後1ヶ月以降、骨盤を整える施術やストレッチを開始
  • 授乳や抱っこの姿勢を意識し、腰に負担をかけない

こころのトラブルとセルフケア

1.産後うつ

症状

  • 気分が落ち込む、涙が止まらない、やる気が出ない

セルフケア

  • 一人で遠慮せず、家族や友人に相談する
  • 赤ちゃんから少し離れてゆっくり時間を作る(短時間でもリフレッシュ)
  • むりをせず専門家(医師・助産師)に相談

2.マタニティブルー

症状

  • 急に涙もろくなる、不安になる

セルフケア

  • ホルモンの変化による一時的なものと理解する
  • 十分な休息をとり、リラックスする時間を作る

授乳・母乳トラブルとセルフケア

1.母乳が出にくい

症状

  •  母乳の量が少ない、赤ちゃんがうまく飲めない

セルフケア

  • 授乳の回数をふやし、乳腺を刺激する
  • 水分をしっかり摂る(温かい飲み物が効果的)
  • リラックスしてストレスを減らす

2.乳腺炎

症状

  • 胸が赤く腫れて痛む、熱がでる

セルフケア

  • 授乳前に軽くマッサージし、母乳の止まりを防ぐ
  • むりに搾乳しすぎず、適度な授乳を心がける
  • ひどい場合は医師に相談し、適切な治療を受ける

睡眠・疲労のトラブルとセルフケア

1.睡眠不足

症状

  • 夜中の授乳で眠れない、疲れが取れない

セルフケア

  • 赤ちゃんが寝ている間にこまめに休む(昼寝を活用)
  • 家族と協力して夜の授乳を分担する
  • カフェインの摂取をひかえ、リラックスできる環境をつくる

2.産後の疲労

症状

  • 体がだるい、常に疲れている

セルフケア

  • むりをせず、家事や育児を周囲にたよる
  • 鉄分やタンパク質をしっかり摂り、からだの回復をうながす
  • リラックスタイムを設け、ストレスを軽減

4.産後におススメのツボ押し

三陰交(さんいんこう)
  • 場所

足の内側、くるぶしの骨から指4本分上の位置。脛骨(けいこつ)の後ろ側にあります。

  • 効果

子宮や卵巣のはたらきをととのえ、ホルモンバランスを調整します。冷え性、むくみにも効果的です。

  • 押し方

両手の親指でおしこむように3~5秒間刺激し、ゆっくりはなします。これを左右で5分ていどくりかえします。

太衝(たいしょう)
  • 場所

足の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分の少し下

  • 効果

ストレスを少なく、イライラや不安を軽減

  • 押し方

気持ちいいと感じる強さで、円を描くように前進

 

天宗(てんそう)
  • 場所 

背中の肩甲骨(けんこうこつ)の中央あたり

  • 効果

母乳の出がよくし、肩こりや背中の痛みを優先する

  • 押し方

手が届かない場合は、テニスボールなどを使ってほぐす

産後のセルフケアのポイント

院長の塙です。
あなたのお悩みを解決します!​

産後のからだとこころはとてもデリケートで、むりをすると不調が長くなることがあります。

 

しっかりと休みながら、栄養・運動・リラックスを意識し、なるべく周囲のサポートを積極的に取り組むことがたいせつです。

 

からだをたいせつにしながら、少しずつ回復していきましょう!
 

東洋医学では、気血の巡りをよくし、からだの疲れを取ったり、ホルモンバランスをととのえる効果がきたいされます。
 

当院では詳しくお話しをお伺いして、診察していくことにより、根本の原因を見つけていき、マニュアル化されているような治療ではなくオーダーメイド型の治療をこころがけています。

このような症状でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。鍼灸治療を通じて、あなたの健康を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

当院では渋谷区、港区を中心に出張指圧マッサージ・出張整体・出張鍼灸を行っています。

忙しくて時間が取れない、身体がつらくて外へでられないなど、そんなときはぜひはなわはりきゅう整体院の出張サービスをご利用ください。

 

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