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施術事例紹介

はなわはりきゅう整骨院が今までに手がけた事例を一部ではございますがご紹介いたします。

ぎっくり腰

2025/12/1 澁谷区、40代男性

ビフォーアフター症例

【Before(施術前の状態)】

前日に娘さん(2歳)を公園へ連れて行き、座って休んでいた際、急に腰に強い痛みを感じ始めたとのことでした。

翌朝になっても症状は変わらず、

  • 前かがみが特につらい
  • 歩行スピードが2歳の娘さんと同じくらいしか出ない
  • 痛みは腰骨の真ん中で深いところにある感覚

という状態で、当院へご連絡をいただきました。

触診では腰部の表面には圧痛がなく、急性腰痛の中でも、筋表面より深部の緊張(多裂筋・腰方形筋など)が主な原因のパターンで、動作痛が強く出るタイプの腰痛ではないかと判断する。

【施術内容】

今回は鍼灸施術を中心に行いました。

先ずは、浅い刺激で腰部表面を軽く調整

 → 刺激に敏感な方はこの段階で変化することもあるが、この方は変化がなし。

次に、浅く1〜2mm刺入

 → 「少し変化があるかも」という反応。この時点でもう少し深めの刺激の方が良いだろうと判断。

そして、深めに5mm前後刺入

 → 「効いている感じがする」と明確な反応あり。この“効いている感覚”を基準に、周りの関連部位にもアプローチ。

筋膜深部の緊張に刺鍼が届いたことで、動作痛の根本に触れられているサインであると判断する。

【After(施術後の変化)】

▶ 立ち上がり動作の改善

施術後に立っていただくと、まだ痛みは残るものの前かがみは痛みが出る前とほぼ同じぐらいの可動域まで改善。本人の感覚でも「かなり改善している」とのことでした。

▶ 痛みの部位が移動(身体が回復過程に入るサイン)

腰の痛みが取れてくると、今まで感じていなかった臀部(お尻)に痛みが出てくる。

これは、「主訴が改善してくると、隠れていた場所の緊張していたところが表面化する」ぎっくり腰の典型的な回復プロセスです。

臀部の関連筋にも施術を行い、最終的には主な痛みはほぼ消失し、多少の違和感が残る程度まで回復。

という状態になりました。

 

院長感想

ぎっくり腰は、痛みの“場所”よりも“深さ” が重要になるケースが多くあります。

今回のように、表面は痛くない、前かがみがつらい、深いところがズーンと痛むという症状は、深部筋の緊張が原因であることが多く、個人差はありますが浅い鍼では反応が出にくいことが多く、適切な深さでのアプローチが必要です。

初診で大きく動作が改善したことは、身体が正しく反応してくれている証拠で、今後も無理のない範囲で様子を見ながら経過観察をしていきたいと思います。

ぎっくり腰

港区、40代女性

発症のきっかけ

下に落ちているものを拾おうと屈んだ瞬間に腰がピキっとなり、それから徐々に痛みが酷くなり動けなくなる。

  • 1日目

ご自宅へ向かうと、リビングにマットレスを敷き寝た状態であった。うつ伏せになることは出来なかったため、横向きで鍼灸を行う。術後は少しだけ動きが改善するも、起き上がることはまだできず、ご主人を一緒にマットレスごと奥様を寝室まで運ぶ。本人も痛みの不安からか泣いてしまい、明日も治療に来てくださいとお願いされる。

  • 2日目

昨日よりは動けるようになってはいるものの、まだ完全に起き上がることはできず、ほぼ寝たきりの状態。昨日同様鍼灸を行う。術後は辛うじて立つことはできるようになる。明日も来てくださいと言われ終了する。

  • 3日目

初日に比べると動けるようにはなってきたが、痛みのためまだ立って歩くことはできない。昨日同様鍼灸を行う。術後、ようやく立って歩けるようになり子供達がそれを見てびっくりして「ママが歩けるようになった‼」と喜んでいたのが印象的だった。だいぶ動けるようになってきたので様子をみてまた連絡します、ということで今回の施術は終了する。

 

院長感想

今回の患者様は、自分で起き上がることもできないほどの重度のぎっくり腰でした。ご本人も、ここまで動けなくなるぎっくり腰は初めての経験であり、強い痛みと不安から精神的にも大きな負担を抱え、涙を流される場面もありました。

 

治療に関しては、施術直後からわずかながら改善がみられ、初日より2日目、2日目より3日目と段階的に回復が進んでいきました。今回のケースでは、受傷直後という比較的早い段階で出張依頼をいただけたことが、早期治療・早期改善につながった大きな要因であったと考えています。

ぎっくり腰

目黒区、50代女性

発症のきっかけ

重い物を持ち上げようとした際に腰に強い痛みを感じ、そのまま動けなくなる。自力歩行もままならず、ご主人の肩を借りながら車で何とか家まで帰る。翌日、出張治療の依頼の連絡が入る。

  • 1日目

ご自宅へ向かうと、本人は起き上がることは出来ないため、家族の協力で食事も含めて全てベッドまで運んでもらっているような状態であった(トイレは這いつくばって何とか済ませる)。施術は、鍼灸治療をメインに行う。初回の治療ではほぼ変化がなく終了する。

  • 2日目

昨日からの変化はほぼなく、移動はおろか起き上がることも出来ないので、ベッドの上での生活が続く。昨日同様鍼灸を行う。

  • 3日目

ご自宅到着後、部屋に向かうと開口一番「先生!動けるようになった‼」とのこと。昨日までとは打って変わって、からだを起き上がらせて立ち上がれるようになっていた。昨日同様鍼灸をして、あとは様子を見てまた連絡をします。ということで今回の施術は終了する。

 

院長感想

私はこれまで20年以上、臨床の現場に携わってきましたが、今回のようにここまで重度のぎっくり腰を施術するのは初めての経験でした。独立開業以前は店舗での診療が中心であり、ぎっくり腰の患者様も「治療院まで来られる程度の状態」の方が多かったため、まったく動けないほどの重症例を出張で施術するのは初めてでした。

当初は鍼灸治療でどこまで効果が出せるのか、私自身も未知数な部分がありました。実際、初日・2日目の治療直後にはほとんど変化が見られず、「この状態では動けるようになるまで1週間はかかるのではないか」と思っていました。しかし予想に反して、3日目には起き上がることができるようになり、私自身も大変安堵しました。

 

この経験を振り返ると、初日・2日目に行った施術の効果が、3日目にようやく現れ始めたのだろうと考えています。直後の反応がまったく見られなかったため、不安を覚えたのも正直なところですが、「3日目に動けるようになった!」という患者様の声を聞けた瞬間、私自身も自信を得られた貴重な症例となりました。

ぎっくり腰

澁谷区、20代男性

発症のきっかけ

音楽活動をしていて、昨日はライブがあった。ライブが終了して後片付けで楽器を運ぼうとしていた際に、腰に痛みが走る。その後少しずつ痛みが強くなり、翌日起きると痛みのため全く起き上がれなくなってしまったため出張の依頼が入る。

  • 1日目

寝室に布団を敷いた状態。寝返りも打つのも一苦労。トイレはなんとか這いつくばって行っている。うつ伏せは出来ないので横向きの状態で鍼治療をメインに施術を行う。術後は少しだけ立てるようになる。

  • 2日目

昨日より少し動けるようになった。が、基本は布団に寝た状態で過ごしている。まだ立って歩けるまでには至っていない。昨日同様鍼をメインに施術を行う。術後は昨日よりも更に動ける範囲が広がり、少しの距離であれば歩けるようになってきた。

  • 3日目

まだ痛みは残るものの、最初に比べたらからだも起こせるし、だいぶ楽になってきたとのこと。昨日同様に鍼治療メインにして施術を行う。昨日よりも立って歩ける範囲が広くんる。

 

院長感想

初めてご依頼いただいた時は、ご自身では全く動けないほどの重度のぎっくり腰の状態でした。幸いにも最初の施術から効果が現れ、回を重ねるごとに少しずつ動けるようになっていかれました。

「鍼をすればすぐに治るのでは?」と思われる方も多いのですが、実際には患者さんのその時の体調やお身体の状態、また鍼との相性などによって効果の出方はさまざまです。必ずしも一度で劇的に良くなるとは限りません。

 

今回のケースでは、3回の施術で大きな改善が見られましたが、回復までの期間や施術回数には個人差があります。大切なのは、ご自身の体調に合わせて無理なく治療を続けていくことだと思います。

坐骨神経痛

澁谷区、40代男性

発症のきっかけ

もともと別の主訴で通院していた患者さんでしたが、一か月前ぐらいから腰痛と右足の痺れが出現する。整形外科に受診すると「坐骨神経痛」と診断される。主治医と相談し、手術の選択もあるということで患者さん自身も早く良くなりたい一心から手術を希望。来月手術することが決まった。(2023年9月までは店舗での診療をしていました)

  • 1回目

腰痛と右足を中心とした、鍼灸整体による施術を行う。施術に対する反応がとても良く、術後は軽快する。

  • 2回目

前回施術以降、すっかり痛みが取れたらしくてそれを主治医に伝えると、そこまで痛みが軽くなっているのであれば手術はせず見送りましょうということになった。施術は初回と同じように腰右下肢を中心とした施術で終了する。

院長感想

今回は非常に特殊なケースでした。これまで「手術をしましょう」と言われるほどの症状が、一回の施術で軽減し手術が回避されたというケースは私自身初めて出来事でした。その後話しを聞いていると、前回施術をした夜、排便を催しトイレで用を済ませたところ排便の中に「寄生虫」がいたそう。それ以来、すっかりと腰の痛みがなくなったとのことでした。これは東洋医学では瞑眩現象といって、施術をすることによって身体は治そうとする方向に働くため、身体の中の悪い物を外に追い出そうとする現象の一種であったものと思われます。私自身とても勉強になったケースでもありました。

めまい

澁谷区、60代女性

発症のきっかけ

もともと通院されている患者さん。昨日の低気圧の影響で体調が悪くなり、めまいがひどくなってしまったため来院する。(2023年9月までは店舗での診療をしていました)

  • 1回目

めまいがひどく真っすぐ歩けないため壁などに手をつきながら、ご主人と一緒に来院する。めまいは耳周りの三半規管が影響をしているため、それを改善するための施術を行う。また、低気圧の影響を受けやすい方はお腹が冷えやすくなっている事が多いため、お腹を温めるような施術も併せて行う。帰りはめまいが取れて真っすぐ歩けるようになる。また明日来院してもらうよう伝える。

  • 2回目

昨日の施術以降、めまいはでなくなった。まだ不安な感じは残るので昨日同様の施術を施す。

院長感想

気圧の変化で体調を崩しやすいひとは、元々の体質的に胃腸が弱かったり、お腹が冷えやすかったりするひとが多いので、気圧性頭痛やめまい、肩こりなどの訴えがあっても、症状のでている患部だけの治療ではなく、お腹のほうも温めるなど根本的な改善が必要になってきます。なのでこような方の場合には、その場限りでの治療だけではなく、中長期的に体質を改善していくような治療を考えていきます。

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新着情報・お知らせ

【12月のお知らせ】
20日(土)21日(日)は福島出張のため東京での施術はお休みとさせて頂きます。

はなわはりきゅう整骨院

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