東洋医学の視点から解説
商売をやっていると「ニッパチの法則」といって、2月と8月は売り上げが落ちるというは話しがあります。もちろん業種によっては、そんなことは関係ない話ではありますが、少なくても我々のような治療院業界でも同じように言われることがあります。
なぜ2月と8月なのか
冬の最も寒い時期である2月や夏の最も暑い時期である8月というのは、外出が億劫になったり、時期的なイベント事など、その理由はいろいろとあるようです。
東洋医学では、陰陽論というのがあり、季節を陰陽で考えると、冬は陰、夏は陽、と考えます。
さらに2月というのは陰中の陰といって、1年の中で陰がもっとも極まる時期であります。
また8月は陽中の陽といって、1年の中で陽がもっとも極まる時期であります。
この極まっている時期というのは、物事が停滞する時期でもあります。
ここでいう停滞というのは、自然界の動きが少ない、物理的に物事が動かなくなったり、病気も動かない、つまりこの時期に体調を崩すひとは案外少なかったりします。
例えば風邪を引いたりするひとは、どちらかと言えば春や秋などの季節の変わり目に引くことが多いと思います。
季節が変わるということは、物事が動き始めるため、病気も動きやすくなったりするからです。
ただ、病気をしているひとは極まっている季節(2月や8月)に耐え切れず、体調が悪化してしまうひとも多いです。
真冬の寒い季節や夏の暑い時期にお葬式があったりするのは、そういう理由もあると東洋医学では考えたりします。
このように考えると、ニッパチの法則もなんかわかるように思うのは私だけでしょうか($・・)/~~~