東洋医学の視点から解説

前回は、どういう人がぎっくり腰になってしまうのか、というお話しをしました。今回はぎっくり腰になってしまったらどうすればよいの?というお話をしていきたいと思います。前回の内容をご覧になっていない方は“ぎっくり腰のお話しpart1”を是非ご覧になってください。それではいきましょう。

みなさん、ぎっくり腰というとその名の通り「ギクっと鳴って動けなくなる」というイメージが強い方が多いのかなと思います。このパターンのぎっくり腰というのは前回の“ぎっくり腰のお話しpart1”の最後の方でお話をした、重い物を持った時などに起きる捻挫タイプのぎっくり腰の中でもかなり重症ケースの場合になります。

そして、ぎっくり腰というのは俗称であって正式名称は「急性腰痛」です。つまり、急に腰が痛くなれば原因はなんであれ、ひとまず病院で診察をうければおそらくは「ぎっくり腰」ということになるかと思います(病名の診断は医師に限られていて、鍼灸師は病名の診断はできませんのでこのような文章にさせて頂きます)。

でも実際には、やった瞬間はそうでもなくて、徐々に痛くなって翌日動けなくなるというケースの方が圧倒的に多い印象です。具体的な例でお話をすると「朝、下の物を拾おうとしたときに腰に少し違和感を感じて、その時はぜんぜん何ともなかったんですけど、お昼ぐらいから徐々に痛くなってきて、夜寝る前にはけっこう痛くて、朝起きたらぜんぜん動けなくなってたんです」みたいな感じで、それが運動であったり、子供を抱っこしようとした時であったり、はたまた全く何のきっかけもなく急に違和感が…みたいな人もいます。きっかけや状況はもちろん人それぞれ様々なケースがありますが、ひとつ言えるのは最初は「なんとなく違和感があった」みたいな感じで、最初から強い痛みがドーンとくるわけではないということです。

これはどういうことかというと「違和感があった」この時点ですでに、筋肉や筋繊維、軟部組織なんかに傷がついているということが考えられます。そして、痛みというのは炎症物質といって傷口を修復するためにからだの中の傷を治すための細胞が傷口に集まって、炎症を起こさせて修復をする。この炎症が起きるまでに数時間かかるので、痛みがあとからやってくる。もちろん誰しもが痛いのはイヤですけど、痛みがないと動いてしまい、そうすると傷口が治らないため、からだは「炎症」という反応を起こさせて、動かさないようにして傷口の修復をはかるという、これが自然治癒力といわれるものになっています。

で、ようやく冒頭お話しをした、ぎっくり腰になってしまった場合にはどうすればよいの?というお話しにつながってくるのですが、一瞬で動けなくなるほどのぎっくり腰の場合には、基本安静にしている他ないので仕方ないのですが、問題は後者のパターンで起きる「最初は違和感」というタイプの場合です。この時に多くのひとがやってしまいがちなのが、一生懸命ストレッチをかけたりして動かすということです。この「動かす」という動作が、傷めた筋肉を引き延ばしてしまい、傷口に塩を塗っているのと同じような状態になってしまうため、後々おそってくる痛みが悪化してしまうということが非常におおいです。

なので、少しでも違和感を感じた場合には、その時点でもうムリをせず、極力安静に努める。これがとても大事になってきます。

あと多いのが、痛みの確認動作です。「この姿勢にすると痛いんだよな~」と思いながら、気になって何度も痛みが出る動作を繰り返してしまうことです。これは先ほど申し上げた傷口に塩を塗っている動作の極みですので、気になるのはわかりますが、気にしたところで治るわけではないのでこれはぜったいにやめましょう。

この続きはまた次回(^_-)-☆

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