暴飲暴食がダメな理由は?

暴飲暴食とは
 
度を越して食べたり、お酒やジュースを飲みすぎたりすることをいいます。
 
食事から得られる、脂質やたんぱく質や糖質など、これらの栄養は生きていくために必要不可欠なものですが、摂りすぎはさまざまな病気の原因になってしまいます。
 
食欲が増えることによる病気のリスク
 
食欲が必要以上に増してしまうと、からだに負担をかけます。
 
そうすると、体重が増えるだけではなくさまざまな病気のリスクが高まります。
 
脂質や糖質などは生きていくためには必要なものですが、摂りすぎると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高くなることが知られています。
 
また、逆流性食道炎や胃潰瘍など、胃腸の病気のリスクも高まります。
 
 
食欲が止まらないのはなぜ?
 
  • ストレス

 

からだは急なストレスを感じると、ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」が分泌され、交感神経が優位になります。
 
交感神経というのは、からだを興奮させる神経で「戦うモード」になります。
 
戦うときにお腹が空いてしまうと、ご飯を食べているスキに相手にやられてしまうおそれがあるので、からだが判断して消化管の動きを低下させて、食欲をなくします。
 
そして、戦いが落ち着いてからだがホッとすると、脳からからだをリラックスさせる「ドーパミン」というホルモンを分泌させ、消化管が動き始めるため食欲が戻ってきます。
 
このようなことから、日々のストレスが積み重なることによって自律神経が乱れると、「コルチゾール」と「ドーパミン」の過剰な分泌がおこり、食欲が増減してしまうと考えられています。
 
  • 月経前

 

妊娠を成立・継続させるため、排卵後~月経前になるとプロゲステロンの分泌が増加します。
 
プロゲステロンには、妊娠にそなえて子宮内膜を厚くしたり、水分や栄養をからだに溜めこんだり、体温をあげたりする作用があります。
 
それと同時に、イライラやむくみ、倦怠感といった症状も引き起こします。
 
ホルモンの急激な変化によって、生理前になると食欲が増加しやすくなったりします。
 
  • 寝不足

 

寝不足が続くと太る…?スタンフォード大学の疫学調査で、睡眠時間が5時間のグループと8時間のグループを比較したところ、5時間のグループでは、食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの分泌が約15%増え、逆に食欲を抑制する「レプチン」というホルモンは約16%少なくなっていることが明らかになりました。
 
 
つまり寝不足が続くと食欲が増してしまうということになります。
 
 
食べ過ぎてしまうのは本能
 
私たちはホモ・サピエンスという種です。
 
その祖先は20万年前にアフリカで誕生し、それから少しずつ海をわたり、世界中に広がっていきました。
 
その当時の人々は、狩猟採集の生活のため、おいしいお肉や果実を求めて、10キロ以上歩いているときもあったそうです。
 
もちろん、獲物に出会えず、何日も食べられないときもありました。
 
いつ取れるわからない、おいしいお肉を求めて、長時間歩いたり走ったり、その間は空腹に耐えなければいけません。
 
そのような状況で、おいしいお肉や果実を取ることができたならば、満腹になるまで食べて、次の狩猟まで十分たくわえる必要がありました。
 
しかし、現代ではスーパーやコンビニなどが充実しているため、食料を求めて何キロも歩くというようなことはなくなりました。
 
ここで、大事なことがひとつあります「今も昔もひとは変わっていない」ということです。
 
何十万年も前にからだに組み込まれた、からだのプログラムはほぼ変わっていません。
 
目の前に、おいしい食べ物を出されたら、お腹いっぱいになるまで食べてしまう。
 
いつ獲物が取れるかわからない狩猟採集の時代はこれで良かった。
 
でも、現代社会は飽食の時代。
 
とくに先進国においては、餓死することはないぐらいに食は充実するようになりました。
 
このような状態で、毎日お腹いっぱい食べるを繰り返していると、栄養過多になります。
 
当時と比べると食生活は激変しましたが、ひとのからだは、当時と比べて大量の食べ物を摂取したときに処理できるようになる、といったようなからだに変わっているわけではありません。
 
食べ物が手に入りにくかった時代はこれが機能していましたが、飽食の時代においては本能のおもむくままに食べていると、肥満になり、糖尿病や高血圧など生活習慣病を患いやすくなってしまうのはこのためです。
 
結果、高血圧や糖尿病など狩猟採集時代にはおそらくなかったであろう病気が出現することになりました。
 
→糖尿病について
 
さらに、狩猟採集時代にはご飯を食べるには歩かなければいけませんでしたが、現代社会では何十キロも歩かなくても、ご飯は食べられます。
 
つまり、今と昔では運動量が圧倒的にちがいました。
 
なので、現代人が運動が必然的に大事になってくることもよく分かると思います。
 
狩猟採集時代にはおそらく、運動不足という概念はなかったと思います。
 
それは、おいしいお肉を食べるためには必ず運動をしなければいけなかったからです。
 
生きる=運動だったということです。
 
ホモ・サピエンス(40万年~25万年)となる以前のホモ属(200万年)、からだというのは動かすことが前提で筋骨格系が発達し、狩猟採取が前提で内臓機能も発達し、現在もからだの構成自体はほぼ変わっていません。
 
このように考えれば、なぜからだを動かさなければいけないのか、なぜ食べ過ぎるとダメなのか、ということがよく分かってくると思います。
 
私たちはどうすればよいのか
 
まず、私たちは無意識のうちに食べ過ぎているということを自覚することが重要です。
 
そして、私たちのからだはこのようなメカニズムがあることを理解して、日々の食生活を見直していくことが大事です。
 
ここまで、歴史も踏まえてお話しさせて頂きました。
 
それでは、現代を生きる我々が食べ過ぎを抑えるためにはどうしたらよいのでしょうか。
 
ここでは今日からできる5つの方法を教えていきたいと思います。

1.食べたものを記録する

食べすぎない、飲みすぎないことがもちろん理想ですが、食事を作りすぎない、食べたものは記録するなど、意識をすることによって食べ過ぎを抑えられます。

食べすぎたり、飲みすぎてしまったときは、胃腸とからだをしっかりと休ませてあげることが大切です。

暴飲暴食は、一回ではなく、繰り返すことによってからだの負担となってしまいます。

長い人生、ときにはハメを外すときもあります。

飲みすぎたり、食べすぎたりするような日があっても、翌日は食生活を整えて、からだをゆっくりと休めるなど、バランスを取っていくようにするとよいでしょう。

2.腹八分目が大事

腹八分目とは、お腹いっぱいになるまで食べるのではなく、もう少し食べたいなと感じるぐらいの満腹度になります。

食べすぎることで、消化をするために必要以上にエネルギーが必要になり、血行が悪くなったり、内臓が疲れてしまうなど、からだに大きな負担をかけてしまいます。

腹八分目にしておくことで、エネルギーを抑えることができ、病気のリスクを下げることができるとも言われています。

 

3.ゆっくり食べる

満腹中枢が刺激されるまで15分~20分ぐらいかかるため、食事のペースをゆっくりすることで食べすぎを防ぐことにつながります。

 

4.一口ごとにはしを置く

早食いは、満腹中枢が刺激される前にお腹いっぱい食べてしまうため、大食いになりがちです。

一口ごとにおはしを置くことによって、少ない量でも満腹感が得られます。

また、よく噛んで食べることによって胃腸にかかる負担を減らすことにもつながります。

5.ながら食べをしない

パソコンやスマホ、テレビなどを見ながら食事をすると、満腹を感じにくく食べすぎの原因になってしまうことがあります。

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